司法書士戸嶋寛人事務所 > 記事コンテンツ > 登記相談を司法書士にするメリットを解説
不動産に関する手続きは、専門的な知識だけでなく、戸籍など多くの書類が必要になります。
今回は登記手続きの専門家である司法書士に相談することのメリットを解説します。
登記とは、不動産の所有権や権利関係を法務局に記録し、公的に証明するための手続きです。
例えば、不動産の売買・相続・贈与・住宅ローンの完済などの際に登記が行われます。
登記をすることで、誰がその不動産の正当な所有者であるのか明確になり、第三者に対して自分の権利を主張できます。
内容が正しくなければ将来的にトラブルへつながる可能性があるため、慎重な対応が求められる重要な手続きです。
登記は個人でもできますが、司法書士に依頼するほうがメリットが大きいです。
ひとつずつ詳しく解説します。
登記には、多くの書類収集と申請手続きが必要です。
戸籍や固定資産評価証明書などの必要書類を集め、法務局へ申請書を提出する作業が発生します。
また、法務局は平日の日中しか開局していないため、仕事を休む必要もあります。
司法書士に依頼すれば、書類の準備から申請まで依頼できるので、大幅に手間が省けます。
登記漏れとは、土地などの登記の際、私道やごみ捨て場など周辺住民との共有持分の登記申請を忘れることです。
共有持分は、固定資産税の納税通知書に記載されないため、相続人が把握しきれないケースがあります。
司法書士は、不動産登記事項証明書や名寄帳など、さまざまな書類をもとに相続登記漏れのリスクを下げることができます。
相続人である人物がすでに亡くなっている場合など、相続が複雑になるケースが少なくありません。
数次相続や代襲相続などが発生する場合でも、司法書士に依頼すれば、順を追って相続登記を行ってくれます。
今回は登記を司法書士に相談するメリットをご紹介しました。
登記を確実に実施しないと、不動産の権利問題などのトラブルに発展する可能性があります。
手続きに不安がある場合や、登記以外の問題も発生しそうな場合は、司法書士に相談することを検討してみてください。